カテゴリー「ことば」の記事

2009年8月14日 (金)

夏休みの宿題

shadow何が楽しかった?

virgoキャンプファイヤー。

shadowじゃあ、その時のことを書こうか。

virgoうん。
 「pencilキャンプファイヤーが楽しかったです。」

shadowそれじゃあ、そこで終わっちゃうからさ、
 どんなふうに楽しかったのか書こうよ。

virgopencilすごく楽しかったです。」

shadowそうじゃなくてさcoldsweats01
 例えば、その時、どんな顔をしてた?

virgo楽しい顔。

shadow・・・。楽しい顔ってどんな顔?

virgoわかんない。

shadowじゃあさ、楽しくないときの顔と比べてみて。
 楽しくないときはどんな顔してる?

virgo楽しくない顔。

 

・・・イマドキの子ってみんなそうなのかしらね・・・

まぁ、「別に」「フツー」「ビミョー」だからねgawk

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2009年4月26日 (日)

今日の授業から

もうすぐ漢字テストなので、今日は「読み」の勉強。

 

shadow酢酸

virgoすぶた

 

shadow御殿

virgoおでん

 

shadow落下傘

virgoらっかせい

 

 

shadowvirgoちゃん、お昼ご飯、ちゃんと食べた?

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2008年12月31日 (水)

今年の10大ニュース

・・・を書こうと思ったけど、これを読んだら、もう私が書くことなんてないな~と思ってしまった。

bookきっこのブログ 今年の10大ニュース


「ワタクチ」とか「国民の皆さまにお支払いいたちまつ!」とか爆笑してしまったsmile

これだけスパッと、ズバッと書いてくれちゃうと気持ちいい。



いろいろ、いろいろあったけど・・・来年はしっかり漢字が読めるようになろうっとpunch

猫パンチTV 女番社長レナ 「漢字読めなくても・・・」

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2008年8月26日 (火)

今日の授業から

virgoねぇ、センセー、「もんや」ってなあに?

shadowえっ?どんな字?

 ああ、それは「問屋」。辞書で調べて。

virgo押し売りをsign04sign05する店っshine

shadowえっ?そんなこと書いてある???

virgoうんnoteほらー。




book問屋=卸売りを業とする店。

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2008年8月22日 (金)

今日の授業から

その1  「やらされてる感」の強い夏休みのレポート

shadowえ~っdashこれ、用意しといてねって言ったじゃな~いdash
 ホントは自分で買ってくるものなんだよ。
 お母さんに買ってきてもらうくらい、忘れずにしないとぉ~weep

virgoだってぇ~
 最近、ママ、寝てるか起きてるかどっちかなんだも~ん

shadow寝てるのと起きてるの以外に何があるの・・・sweat02

virgoあ、間違えた
 寝てるか仕事に行っちゃってるかどっちかなのhappy02



その2 類義語

shadow「道具」の類義語は?

virgo道具ってぇー、使うものでしょ~
 うーんとぉ~
 ・・・パソコンsign01

shadow道具の例じゃなくて、同じような意味の漢字の言葉を考えてねcoldsweats01
 辞書で調べてみようか・・・
 (答えは「用具」「器具」)

virgo「具」って同じ文字使ってるじゃ~んannoy

shadow同じような意味だから、同じ文字を使うことも多いよねcoldsweats01



その3 類義語 うちの子(大きい子)編

ママ:「道具」の類義語は?

次男:オモチャnote

ママ:はぁsign02

次男:「アイテム」でしょ?catface

 う~ん・・・
 そういえば、今日はお兄ちゃんがゲームを買ってきてくれたから、さっきまで二人で奇声を発してたな・・・

ママ:そうじゃなくて、国語の問題っannoy
 「道具」と似たような意味の言葉っdash

次男:石器?

 ・・・うちの子が一番、不思議ちゃんかもshock

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2008年1月 6日 (日)

百花斉放

Shiori  今年の目標は「一意専心」!

 ・・・と言っていたら、こんなもの(しおり)をもらった。



 「百花斉放」(ひゃっかせいほう)。

 多くの花が一斉に開くこと。さまざまなものがその本領を発揮すること。



 そうなったらいいなぁ・・・。

 そのためには「一意専心」。ブレないこと。


 今日は「新宿山ノ手七福神めぐり」をして神頼みもしてきたし^^;

※「新宿七福神」は、

  1. 毘沙門天が祀られている「善国寺」(神楽坂5-36)
  2. 大黒天が祀られている「経王寺」(原町1-14)
  3. 弁財天が祀られている「厳島神社(抜弁天)」(余丁町8-5)
  4. 寿老人が祀られている「法善寺」(新宿6-20-16)
  5. 福禄寿が祀られている「永福寺」(新宿7-11-2)
  6. 恵比寿神が祀られている「稲荷鬼王神社」(歌舞伎町2-17-5)。
  7. 布袋尊が祀られている「太宗寺」(新宿2-9-2)

です。

Seven_gods  「経王寺」では、「七福神チンドン」がにぎやかにお出迎え。

 こいつぁ春から縁起がいいやぁ へ(^0^)ノ

 

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2007年10月29日 (月)

日本語の乱れ

 何日か前の話。授業前に、近くの喫煙所で一服(当然、学習塾には喫煙所がない)・・・と、見ず知らずの男性が、

 「あの・・・ライター・・・」

 思わず、「私はこの人のライターを使っていたっけ?」「私、"イケナイ"ライターを使っていたかしら?」・・・と目が点になっていると・・・

 「ライター、貸してもらえませんか?」

 日本語は、主語を省略することが多いけれど、述語を略されるとやはりわからない。
 別に「貸してください」くらい、略さず言っても損はないと思うんだけど・・・。

 それから今日、宅急便を出したときの話。
 レシートも領収書もくれなかったので、「レシートか領収書、もらえますか?」と聞いたら、

 「うちは"上様"なんですが。」

 いや、そうじゃないでしょ?
 領収書をもらって、「上様じゃなくてちゃんと宛名を書いたものをください」と言われたのならともかく、お金を払ったのに領収書をくれないのがそもそもおかしいんであって・・・。

 どうも日本語をきちんと理解できない、言うべきことをきちんと伝えられない、聞かれていることに答えられない大人が多い。
 私の教えてる小学生だって、「なぜですか?」と聞かれれば、「・・・だから。」と答えるし、「どういうことですか?」と聞けば、「・・・ということ。」と答えます。

 そういえば、いとしのみしょこ様とデパチカでお買い物をしたときのこと。
 レジで「領収書の宛名書きはいかがされますか?」と聞かれたみしょこ様。

 「"上"でお願いします。」

 とても座りの悪い表現。生まれて初めて聞いた。

 でも、相手が「上」と呼んでいるのは自分のこと。だから「様」は付けない。

 ・・・すごい。さすが日本語の専門家。っていうか、美しい。

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2007年10月 6日 (土)

「フラガール」を見た

 「フラガール」は、昭和40年代、福島県の炭鉱町に誕生した常磐ハワイアンセンターにまつわる実話を基に作られた映画らしい。

 わりとウルウルしながら見てしまった。
 主演の松雪泰子が踊るフラダンスはとても情熱的で、まるでフラメンコ。ちょっとやってみたいなと思っちゃった。

 しかし、福島の方言はあんなにすごいだろうか。怒って夢中でまくし立てているシーンでは、何を言っているか全然わからなかった。
 知人のM先生もGも、普段話していてあまり感じないけれど・・・どうやら福島県の中でも地域によって全然違う言葉を話したりするらしい。
 それが言語学の中でも、研究対象になることが多い理由なのでしょうね。

Nyan_taro  おまけ

 今日、新宿ゴールデン街で会った猫ちゃん☆

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2007年8月21日 (火)

今日の授業風景

 小学生の国語のお勉強。今日は語句の意味・用法。

 問題:
 次の□にひらがな一字をそれぞれあてはめて、言葉を完成させなさい。

 「国語の成績の伸びがい□□□しい。」

 生徒:
  忌々しい!
  痛々しい!
  いかがわしい!

 ・・・まったくウケを狙っていないところが怖い。
 (ちなみに正解は、「著しい」)

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2007年8月17日 (金)

【連載】私にとっての戦争と文学(第6回目)

五 文学にできること

 大岡は、『捉まるまで』のエピグラムに「わがこころのよくてころさぬにはあらず」という『歎異抄』の言葉を引用している。
 自分には崇高な気持ちがあるから殺さなかったのだ、などというような紳士気取りで作品を書くことを〈あらかじめ自分に禁止しておいた〉と見ることができる。(注10)

 しかし、後に武田の『ひかりごけ』には、「『野火』の主人公」と名指しで、「文明人ぶっている」と書かれた。(注11)

 大岡のように〈善悪の次元に泰淳は立っていなかった。戦場が極限中の極限だから、隠されていた人間性が赤裸に露出されるわけではない。戦場ではない場所でも隠された人間性は露出される。〉(注12)と川西政明氏は言う。

 確かに、戦前と戦後で日本国家における善と悪が逆転している。しかし、今後またそれが逆転し、戦前の価値基準に戻ることがあるのだろうか。

 確かに、社会の規範がすべて正しいとは思わない。しかし殺してはいけない。死んではいけない。生きているから人間なのだ。

 確かに、父の生の延長線上にいる私が、武田を裁くことはできない。しかしやはり、武田の殺人は悪だ。

 確かに、戦場であれ難破船であれ、追い詰められて錯乱状態に陥れば、人間は何をしでかすかわからない。しかしやはり、善と悪の区別はあって欲しい。

 文学は「人間性を露出させる」ことだけではなく、「よりよく生きる」ことをも模索して欲しいと願う。生きていなくては文学も価値がない。


六 参考文献

  • 注1 P223・P224、注2 P167、注4 P12、注9 P497、注11 P514、注12 P339 『武田泰淳伝』川西政明 講談社
  • 注3 P35 『身心快楽 自伝』武田泰淳 創樹社
  • 注5 P150、注6 P228 『大岡昇平論 美意識の使徒』ゆりはじめ マルジュ社
  • 注7 P116、注8 P88 『混沌から創造へ』武田泰淳 中央公論社
  • 注10 「過去精算」と21世紀の日韓関係 亀井秀雄 韓日文化交流政策諮問委員会主催シンポジウム

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2007年8月16日 (木)

【連載】私にとっての戦争と文学(第5回目)

四 大岡昇平と武田泰淳

 大岡昇平と武田泰淳は同時代の作家であり、両者とも、戦争体験をきっかけに本格的に小説を書き始めている。
 しかし、その戦争体験には大きな違いがある。そしてこの違いが、両者の行動・思考に大きな影響を及ぼしているものと思われる。

 大岡は、徴兵逃れの工作もむなしく、戦局が激しくなった四四(昭和十九)年に臨時召集され、フィリピンに送られた。
 出征までは川崎重工資材部に勤務していたため、軍部の機密資料から艦船の建造トン数の小さいことなどを知り、〈こんなことでは戦争ができるわけがない〉(注5)ことに気づいていた。

 また、当時、大岡は三五歳で妻子もあった。スタンダールに倣ってサラリーマン生活をし、〈この平常心をもって国家権力の呼び出しに応じたことが、戦争の悪を根源的に批判する視点を獲得し〉(注6)ていたのであろう。

 大岡は補充兵で、戦闘能力は期待されていない暗号兵であったが、フィリピンでは《退路が遮断され、周囲で僚友が次々に死んで行く》(P13)という戦局で、常に死と隣り合わせにいた。

 一方武田は、三七(昭和十二)年に召集を受け、中国へ派遣された時は二五歳、独身であった。当時は僧侶として家業を継いでいた。

 やはり補充兵として上海に上陸したが、主力部隊が敵部隊を駆逐し敵がいなくなった地を行くばかりで、〈戦場で敵と相まみえたことはない〉(注7)。
 むしろ内地で僧侶などをしているより、〈ずっと面白〉 く、〈嬉々として働いてい〉た。(注8)

 《「他人を殺したくない」という我々の嫌悪は、恐らく「自分が殺されたくない」という願望の倒錯にほかならない》(P31)と大岡は分析している。
 出征の時から、俘虜となり《助かった》ことを実感するまで、《常に死を控えて生きてきた》(P56)大岡は、他人の死と自らの死を全く別のものとして感じることはできなかったのであろう。

 武田は、殺人を犯した後に自らの生命の危機を感じるような状況を体験し、「自分が殺されたくない」気持ちを味わったのではないか。
 また、敗戦を迎え、〈『聖書』を通じて滅亡と審判と黙示録の世界を知り〉(注9)、異常な空間から徐々に脱するのと平行して罪の意識も芽生えていったのではないか。
 さらに、時間がたつにつれ、家庭を持ち年齢を重ねるにつれ、罪の意識が肥大していったことも想像される。私の父がそうであったように。

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今日の授業風景

 小学生の国語のお勉強。今日は四字熟語と対義語。

■「優勝劣敗」 生存競争で、強者が栄え、弱者が滅びること

先生:
まあ、弱肉強食みたいなものよね。・・・焼肉定食じゃないよ!
生徒:
それ、男の先生がよく言うよ。でも、女の先生で「焼肉定食」って言ったのは先生が初めて!

 (いっけね!おやじギャグってことか・・・)

■「浪費」の対義語は?

生徒:
うちは家族みんな浪費家だから、わかんない!

 (うっ!「節約」とか「倹約」とかって言葉が辞書にないお宅なのね・・・うらやましい・・・)

■「民主」の対義語は?

先生:
民主政治ってことば、社会で習わなかった?
生徒:
あ!わかったっ!「民主」の対義語は「自民」!!!

 (ちなみに正解は「専制」、「独裁」。)

■「運動」の対義語は?

生徒:
「勉強」っっ!

 (正解は「静止」。勉強しすぎだよ。お疲れさん。)

■おまけ 高3の息子との会話

ママ:
「浪費」の反対は?
次男:
わかんねえよ。
ママ:
「民主」の反対は?
次男:
民主党だろ・・・わかんね。
ママ:
「運動」の反対は?
次男:
勉強っっ!!!

 ( ´∀`)ノ☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚

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2007年8月15日 (水)

【連載】私にとっての戦争と文学(第4回目)

三 武田泰淳『審判』 ―なぜ殺したのか

 『審判』では、青年「二郎」が、非道な殺人を二度行っている。
 一度目は分隊長の気まぐれな命令で中国人二人を、二度目は明確な理由もなく盲目の中国人老夫を射殺した。

 このことは、武田自身が、一九三八年五月に実際に行ったことであるらしい。(注1)

 なぜ武田は罪も害もない人を殺したのか。
 作中、《真空状態》、《鉛のように無神経な状態》(P16・P18)に陥ったと表現している。

 この殺人の後のことだが、同年九月、武田が盧州で書いた手紙に〈おそろしい鉛のような流れとなって時間が動いていく〉とある。
 この時期、マラリアにかかったり、苦手な力仕事をさせられたり、〈匪賊のような〉日常を送っていたようであり(注2)、そのような異常な空間、極限状態、錯乱状態を表しているようだ。

 しかし大岡も、もっと異常な状況、空間にいたのではないのか。

  また、十四、五歳の頃、生き物を殺すことは《臆病なくらいイヤ》であったにもかかわらず、《鉛のたま》を《気味悪い》 蛙の腹に何発も打ち込むという描写がある。(P17)

 この《鉛》に、武田特有の抑圧を感じる。

 僧侶の子に生まれた武田は早くからストイックな生き方を強いられ、生涯童貞を通した僧侶の伯父(注3)を崇拝するなど一般的な快楽を自らに禁止するあまり、逆に非道徳的・非人間的なことをやってみたいという思いが強くなったということはないだろうか。

 他の作品を読んでも、女性の美に対する肉欲こそあれ、武田の書く友人、恋人への態度には、《人類愛の如き観念的愛情》が欠落しているように感じられる。

 川西政明の調査では、武田自らが語る経歴には誤りが複数あった。川西いわく、〈「私」をいい加減に扱う〉(注4)武田は、他人を大切に扱うこともできなかったかもしれない。

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【連載】私にとっての戦争と文学(第3回目)

二 大岡昇平『捉まるまで』 ―なぜ殺さなかったのか

 『捉まるまで』は、フィリピンのミンドロ島での大岡自身の戦争体験を書いたものである。

 戦闘能力のない病兵として置き去りにされた大岡は、水を求めて一人戦場をさまよい、疲れ果てて丈の高い草むらに横たわっていた。

 そこへ不意に若い米兵が姿を現わす。  《学生の時実弾射撃で良い成績》だった大岡は、自分の存在に全く気づかず近づいてくる米兵の無用心にあきれつつ、《自然に右手が動いて銃の安全装置を外していた。》(P29)

 しかし大岡は米兵を撃たなかった。他人を殺したくないという嫌悪は、《平和時の感覚であり、私がこの時既に兵士でなかったことを示す》(P32)と自己分析しているが、大岡が兵士だからこそ、撃たなかったのではないか。

 衰弱した自分と三人の米兵という圧倒的に不利な状況下で発砲すれば、米兵のうち一人は仕留められたとしても、残りの米兵に撃ち殺される可能性は高い。
 《果たしてこの優勢な相手(私の認知しただけでも一対三である)を直ちに射とうとしたであろうか》という疑いは間違いではないだろう。

 さらに近づいてくる米兵に、《私に害を与えると私の知っている対象に対する嫌悪と危惧の混ざった不快感》(P37)を感じた大岡は、偶然の銃声に救われることなく米兵が自分の姿を認めるや否や、反射的に発砲し、そしてその場で戦死していたかもしれない。

 しかし、《個人的理由によって彼を愛したために、射ちたくないと感じたこと》(P37)は、私も信じる。

 私も《親となって以来》、子供を見ると息子たちを想い、また《ある種の感動》(P36)も感じるからだ。

 大岡の米兵に対する《愛》はその描写から見て取れる。《薔薇色の頬》(P35)に《その顔にふさわしいテノール》の声、そして言葉の《語尾を呑み込むように子供っぽく口角を動かす》仕草は、なぜかデイビッド・ベッカム(イギリスのプロサッカー選手。アイドル並みの容姿を持つ)を想起させるほど美しく愛らしい。

 これらの描写から、「殺さなかった」理由は人類愛からではないが、大岡が《人類愛の如き観念的愛情》(P31)を持ち合わせている人間であることがうかがえる。

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2007年8月14日 (火)

【連載】私にとっての戦争と文学(第2回目)

一 私の「大東亜戦争」

 両親はよく小学生の私に「大東亜戦争」の話をした。

 母は昭和八年生まれ。十三人兄弟で、女の子は兵士になれないから「要らん子」と言われて育ったそうだ。小学生の時は毎日のように空襲警報に逃げまどい、おかげで読み書き計算もままならない。

 父は大正十二年生まれ。法政大学在学中に学徒動員で戦地へ向かい、お国のため、天皇陛下のため戦ったので、生きて帰ったことが恥ずかしいと言っていた。

 大砲を撃って片耳が聞こえなくなったこと、よく上官に殴られたこと、撃たれた父を担架で運ぶ仲間が谷底へ振り落とそうとしたことなど、戦地での話をする父は楽しげで、誇らしげだった。
 敵は女・子供も残らず殺したという。ハンマーで頭を叩き割り、天井まで血しぶきが上がったと私に話した時の父の表情は、さすがに楽しそうではなかった。

 父は晩年、夜中にうなされるようになった。自分が殺した人たちの夢を見ると言っていた。

 父と母の生の延長線上に今の私がいる。
 そして、私の息子たちの存在もまた同様である。

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【連載】私にとっての戦争と文学(第1回目)

 広島の原爆記念日、長崎の原爆記念日、そして終戦記念日がやってくる。

 私なりに考えた、稚拙な戦争観をここで公開してしまおうと思う。
 ご批判は甘んじて受けます。

 大学の「日本文学作品・作家研究」という科目で提出したレポートを、何回かに分けて掲載します。

 私にとっての戦争と文学

 私は戦争を知らない。
 だが、「大東亜戦争」での多くの死の延長線上に生きている自覚がある。

 以下、私なりの戦争体験で、大岡昇平の『捉まるまで』と武田泰淳の『審判』を比較し、論じたい。

 なお、文中の《 》は作品中からの引用であり、ページ数は『俘虜記』は新潮社版(平成十七年十月十五日五八刷)、『審判』は『武田泰淳全集 第二巻』筑摩書房(昭和四六年六月十八日第一刷)のものを付した。その他の文献からの引用は〈 〉で囲い、末尾に出典を示した。

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2007年6月 5日 (火)

ストラディバリウス再び

 今週の金曜日に、またアンジュさんのストラディバリウスの音色を聴く機会があります。

 題して「チャリティコンサート&事務所見学会の夕べ」(長)。

 日ごろお世話になっている方、役所を辞めて以来なかなかお会いする機会がない方に、新宿に開設した事務所をご案内するだけではつまらないので、アンジュさんのコンサートとセットで企画しました。

 アンジュさんは、演奏前は一切言葉を発しません。
 言語中枢が刺激されて、演奏に集中できないそうです。

 彼女の演奏を聴いて涙する人がいるのは、彼女が「音」で人間の心に語りかけているからなのかもしれません。

 逆に、演奏後は、お酒を飲んで荒れることもあるそうです。
 今日の自分の演奏に納得がいかないとか、100歳を超えた著名なピアニストにかなわないとかで。

 東京新聞に『筆洗』というコラムがあります。
 6月3日は、「国や言語が違っていても、音楽は人の心に響いていく。」という書き出しです。さらに、「言語がなくても、音楽は人の心に響いていく。」こともあるのでしょうね。

Green_curry  おまけ

 今日のランチはタイ料理。
 事務所の近くのお店で、写真はグリーンカレーとタピオカ。

 帰り際の「コップクン カー」は「ありがとう」なんですね。

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2007年5月20日 (日)

親の言葉とナスビの花は

Nioibanmaturi  庭の「ニオイバンマツリ(匂い蕃茉莉)」が満開!

 ルリマツリに似ているけど、とてもいい香りのする花で、ナス科なんですと。

Nasu  近所の畑のナスも花をつけていた。

 「親の言葉と ナスビの花は 千に一つの 無駄もない」のだそうだ(「植物園へようこそ ナス(茄子)」より)。誰の言葉だろ・・・。

 う~ん、今日もいい天気!

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2007年3月19日 (月)

電子辞書を買ったゾ

Sakura070318 今日も桜のつぼみはたいして変化ナシ。だけど、お天気が良かったから、ちょっとイメージが違うかな。

 今日は、4月以降のお仕事の契約に行ってきた。土日もこんなふうに動いていると、わりと疲れる。。。

 会社名は内緒だけど、20年近く前にやっていたお仕事内容・・・つまり予備校講師のアルバイトをする。役所より時給がいい。

 とにかく、「言葉」の専門家となるため、お給料をいただいて勉強させていただくというスタンス。

 帰りに家電量販店で電子辞書を買ってきた。

 学生用ではなく先生用!?日本語に関するコンテンツが豊富。

 語彙については、2000年以降更新していない広辞苑より大辞林のほうが豊富とのこと。

 さらに、「俳句歳時記」、つまり「季語」などの辞典も欲しかった。
 読めない漢字をペンで書いて調べられるのもミソ・・・情けナイ???
 ^^;

 古語辞典や百人一首などもついて、日本語の専門家を目指す無教養の人間にはピッタリ!?読み上げてくれるのはちと迷惑だけど^^;;;

 気に入って買ったのはSHARPの「Papyrus」PW-AT750。
 ・・・あら???私が買ったのより、Amazonの方が安い!!!(T-T)

 「書き順を調べられる機能もないですか?」と店員さんに聞いたら、「それは中国語系の電子辞書じゃないと・・・」と言われてしまった。

 漢字を正しく覚えるためには書き順は大切なんだけどね。。。

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2007年3月11日 (日)

梅の花咲く神田明神 ―国学発祥の地

Myoujinsama  ちょっと用事があって神田明神の近くまで行った。

 朱塗りの門と梅の花に魅かれてお参りしてきた。結婚式の最中だった。

 神田明神には立派な公式サイトがあって、それによると、

Ume・だいこく様(縁結びの神様)
・えびす様(商売繁昌の神様)
・将門様(除災厄除の神様)

の3人の神様が祀られているそうな。

 よくわからなかったのが、「江戸国学発祥の地」と書いてある碑。
Kokugaku ネットで調べたところ、元禄13年(1700)から正徳3年(1713)までの間、江戸に滞在していた荷田春満が、神田明神の神主だった芝崎好高の屋敷で和学の講義を行ったことに端を発し、これが賀茂真淵→本居宣長・・・と受け継がれたことが、「国学発祥の地」とする所以とか。

 「古語通ぜざれば、古義明らかならず。古義明らかならざれば、古道復せず。」

(『創学校啓』)

 ・・・ほ~い( ̄0 ̄)/
 4月からまたちょっと古語の勉強しま~す!

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2007年3月 2日 (金)

卒論合格御礼!・・・卒業っ(|||-|||)

Seiseki  先ほど仕事から帰ったら、大学からハガキが2通。
 これはもしや「試験結果通知」!!!
 恐る恐る開けてみると、「卒業論文 A」と。

 ってことは、もう1通は、1月に受けた、イマイチ(いや、イマ三くらい)だったあの科目の試験結果・・・。

 ・・・うっそーーーーー!「A」だって!!!
 何度見直しても間違いない。後で「すんません、間違えました。正しくは不合格!・・・エヘ」なんてやめてよ~

 ということで・・・卒業っ!デス
 やったーーーーー!!!
 苦節、12年。ようやく大学卒業です。オバサン、うれしくて舞い上がって、ちと今日は長話。

 思えば20数年前、「文学で飯は食えねえ」から文学部に行くことまかりならぬ、女の子は公務員がいいから法学部か経済学部しか行かせない・・・と父に言われ、英国社で受験できた某お嬢さん大学(芸能人大学?同級生はK.I君とかM.T君とか・・・この辺の思い出話は後日また。)の経済学部に。
 経済学部の学生でありながら、予備校で古典を教えつつ、いつかは日本文学、日本語をきちんと学びたいと思っていた。

 長男ができて大学をやめたとき、親には「学費も出してやるし、子守もしてやるから大学はやめるな」と言われたけど、「いつか自分で稼いだお金で大学に行くからいい!」と宣言して大学をやめ、いろんな仕事を経て(この辺もまた後日。)役所に。
 そして、役所に入って3年目の秋に、職場の先輩に勧められて通信教育部に入学したのでした。

 しかし、通信教育部ではホントに良く学びました。代返なんて頼まないし、学習の密度を重視。つまり、テストの点に直結する要領のいい学習の仕方をするのではなく、納得が行くまで調べつくす、学び倒す・・・という感じ。

 あぁ、本当に・・・言葉がなくなった・・・たくさんの出会いに感謝。一期一会、です。
 これから、「ことばの専門家」を目指します!

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2007年2月 5日 (月)

敬語の5分類 ―文化審議会の答申

 文化審議会が、「敬語の指針」を文部科学相に答申した。
 指針では、一般に尊敬・謙譲・丁寧語に3分類されていた敬語を、美化語を追加するなどして5分類に改めるという。

 新しい分類は、(1)尊敬語(2)謙譲語1(3)謙譲語2(丁重語)(4)丁寧語(5)美化語。従来の謙譲語は、「伺う」のように行為が向かう先の人物を言葉の上で立てる「謙譲語1」と、「申す」のように自分の行為を相手に対して丁重に述べる「謙譲語2」に分けられた。丁寧語からは「お料理」のように物事を美化して述べる「美化語」を独立させた。 (asahi.comより)

※その後、詳細が公表されました
文化審議会「敬語の指針(答申)」について(平成19年2月2日 文化庁)

 「敬語の指針」では、尊敬語の例として「お名前」、美化語の例として「お料理」を挙げているようだけど、どう違うのかがすぐわかるような人にはそんな分類表はいらないじゃん。
 わかんない人にはただの暗記物で、「お~」はたくさんあって、覚えきれないよ。

 敬語は、動作の主体、動作の客体、話し手、聞き手を識別する力がないと正しく使えない。動作の主体に対して敬意を表すのが「尊敬語」、動作の客体に対して敬意を表すのが「謙譲語」、話の聞き手に対して敬意を表すのが「丁寧語」。

 分類を云々するより、お役所の言葉を何とかするほうが先じゃ・・・???

例1)「申請書」=市民がお役所に申し上げ請う
 「わらわに民がお願い申し上げる」だね。で、役所は許可するかどうか判断してやるわけだ。

例2)「給付」=お役所が市民に給わり付す
 お役所が民に医療費などを「くださる」んだね。でも、そのお金はもともと誰が出してるんだろ?

 これって、自称敬語、または尊大語と習ったな。
 お殿様やお姫様は、生まれた時から周囲の大人もみんな自分に敬語を使うので、それが正しい言葉だと信じて「わらわが召し上がる」などと言ってしまう・・・つまり、自分の動作に尊敬語を使ってしまう。・・・役所ってバカ殿?

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2007年1月27日 (土)

卒論とサバイバルゲーム

 卒論で、やさしい日本語(Easy Japanese)などに触れましたが、その関係で今日、私が所属するNPOに、昨年12月10日のサバイバルゲームに関するお問い合わせがありました。お問い合わせの内容は次のようなものでした。

 外国人に日本語を教えているという方が、次の授業で取り上げるトピックを探していて、サバイバルゲームについてのサイトに行き着いたとこのこと。

 日本で生活する外国人の中には、地震を全く経験したことのない人がかなりいるので、日本語が不自由な彼らが地震国日本で生活していく上で、地震についての知識を得ておくことは重要なことであり、イベントを授業で取り上げたい、と。

 おっしゃるとーり!うれしいお問い合わせ(^0^)/

 サバイバルゲームの内容は、ウェブで順次、公開するつもりですが・・・何分、私が作成しているので・・・今は勉学優先 ^^;
 2月以降、なんとかします。。。

 それから、映像系のNPOの企画賞も受賞したので、3月末日までにそういうコンテンツも作る予定です。しばしお待ちを・・・。

 本当は映像を公開するのが一番なんですが、営利企業が関わっていると、無料で誰でも見られる、使えるようにするのが難しくなることもあるんですよね・・・当たり前なんですが。いつも、お付き合いさせていただいてる企業さんのご好意に甘えているのが図々しいのか f(^ー^

 ところで、そのイベントは「第6回耐震補強フォーラム」なんです。

 世間一般では「防災」と呼ばれ、地震が起こってからどうするかを重視しています。例えば、「地震だ!火を消せ!」とか、「3日分の水と食料を用意しましょう」とか。

 また、行政も、いわゆる「防災訓練」や、被害に遭ってからの復興計画、被災者への経済的援助などに力を入れてきました。

 でも、私たちが目指すところは「減災」。
 地震などの「災害」は防ぐことはできませんが、「被害」を減らすことはできます。死んでしまったら水も食料も着る物も住むところも必要ありませんから・・・そのために耐震補強、なわけです。

 ちなみに、サバイバルゲームの記事はこちら↓
 http://cool-nikita.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/in_d65b.html

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2007年1月21日 (日)

名もなき花 ―現実逃避

070121  庭の花を摘んできて、大好きな芋焼酎「佐藤」の空き瓶に。

 花の名前はわからないけど。

 ・・・単なる現実逃避です・・・。
 勉強しなきゃ・・・(T-T)

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2007年1月20日 (土)

お次は現代文学史

 昨日、卒論の面接試問が終わり、卒論に関しては結果待ち(3月中旬予定)。
 でも、実はあと4単位未取得で残っているのです。レポートは提出・合格済みなんだけど、試験に落ちた f(^ー^;

 そんなわけで、今日からは、現代文学史の試験に向けて勉強。
 あ~、試験、苦手。やだな~。

 今日、読んでたのは、野間宏の2作品についての小田切秀雄氏の言説(つまり教科書)。
 戦後文学の最初の作品と評される『暗い絵』(埴谷雄高の『死霊』は別扱いで)と、戦後派文学の全体を代表するに足る作品のひとつ、『顔の中の赤い月』。

 「もし自分の体力が少しでも仲間に劣るところがあるならば、彼はただちに戦闘の落伍者であり、死が彼におそいかかるのであった。部隊全体が飢えているとき、自分の食料を他人に与えることは自分の死を意味した。」(『顔の中の赤い月』)

 エゴイズムの激しさによってのみ生き延びることができる、こうした戦争の真実に、野間は大胆に立ち向かっていった(・・・と、書いてある)。

 「俺はこの人の生存の中にはいることはできはしない。俺は俺の生存の中にしかないのだ」、「自分の生存のみを守っている人間が、どうして他人の生存を守ることができよう」(『顔の中の赤い月』)

 そして主人公の北山は倉子と別れてしまう。二人は生存と生存をこすり合わせるだけで離れ去ってゆくが、人間がそうであってはいけないこと、人間をそうさせたものとしての戦争が許されぬものであることを、野間は力強く語りかけている(・・・と、書いてある)。

 小さい頃、今は亡き父に聞かされた戦争話を思いつつ・・・こんなことを抜書きして感心している場合ではない!勉強、勉強!先に進めなきゃ!

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卒論面接試問

 終わった~!!!

 一応、「形態素の定義は?」「語用論とは?」「構文的言い換えって具体的には?」・・・なあんて聞かれたときに、ゴソゴソ資料を出して見ながら答えるんじゃなくて・・・と直前まで覚え込もうと努力していたものの、全然聞かれず。
 だから、学問としてどのような評価を受けたかは不明。だけど、とりあえず先生は面白がっていたご様子。

 冒頭から白書のちょーわかりにくい文章を挙げ、翻訳家さんがわかりやすく書き換えて、ついでに酷評している文章を引用したり、「役所の常識は世間の非常識 ―語用論的側面」とか、「お役所用語は外国語 ―語用論的転移」なんて見出しで、役所生活での失敗談なんかを書いたので、「ほんっとにヤクショってそうだよねー」なんて世間話チックな会話も。

 しかし、やっぱりお役所不信というか、お役所嫌いというか、は、社会に根強くあるんだな~と思いました。

 まあ、ヤクショは、市民から給料をもらっている自覚がないから。お金を出しているのは市民だけど、自分を評価しているのは上司や首長。だから、どうしてもその人たちの顔色をうかがうし、市民にかまっている余裕はない。やっぱり代金先払い、解約・返金不可のサービスってダメよね。

 首長さんは政治家なので、自分より上位の政治家や地域の権力者(多数票を持ってる)の「大きな声」には従うけど、意味のないパフォーマンスに税金をムダに遣われても黙って耐えてる地域住民、納税者は置き去り。・・・そういう構図が脈々と続いて・・・わかりやすい広報をしようなんてそんなのポーズで、まじめに取り組むわけもない。わかりやすいと逆に困ったりするしね。色々つつかれたりして。煙に巻くのが一番。

 それと、上位のお役所の言うことには従うんだな~。
 法改正があってもね、国からFAXで通知(という名の指示・命令)が来たりするわけ。施行当日の夜の8時とかに、東京都を介して誰もいない区役所に送りつけるわけさ。それでも区役所は翌朝から必死で対応するわけね。国や都は知らないし、どうでもいいことだと思ってるんでしょうけど。

 ・・・って話がそれました。
 卒論提出後にあれこれ考え、言葉が足りない部分にも気づき・・・なので、言い尽くせなかった部分は、提案書という形で先生に話を聞いていただくことができました。研究発表なんてするような場は、私にはなかなかないけど、先生の共感を得たことだし、しかるべきところに提案しようと目論んでいます。

 いや~、生まれて初めての体験。きんちょーしたー!
 まず遅刻しないように、忘れ物しないようにっていう必要以上の緊張感。
 それと、直前の必死の暗記作業も、(通信教育なので)かなりご高齢の学生さんもいらっしゃって、「私はヒマだからねー!これだけが生き甲斐だったのよー!」なんてバリバリしゃべりまくってて集中できずに焦った・・・。

 何はともあれ、終わった・・・。あとは何とかこれが少しでも役に立つよう努力しませう。せっかくだから。。。

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2007年1月11日 (木)

言い換えソフトとやさしい日本語と・・・

 昨日、何とか卒論を提出しました。
 お題は「わかりやすい広報を目指して ―行政の広報のあるべき姿を探る―」。

 そこで質問!(誰に?)
 私がとても興味を持った次の研究、組織は連携していないのでしょうか?

■読んだ論文と関連するプロジェクト

 こういうツールはお役所にこそ必要です。
 手引き書もいいのですが、日々たくさんの文書を作る職員は、いちいち手引きなんか見てくれないので、システムでチェックされちゃうのが一番かと。
 例えば役所のイントラサーバーに置いちゃうとか、ウェブのアクセシビリティチェッカーみたいにCMSに組み込んじゃうとか・・・。

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2006年12月31日 (日)

チュウ太の行方を知りませんか?

 卒論で使おうと思っていたサイトが丸ごと消えた!!!

 どーゆーこと???

 漢字チェッカーと語彙チェッカーが使えなきゃ、どうすりゃいいのよ・・・。

※「リーディング チュウ太」
 日本語能力試験の級をもとに、漢字や語彙の難しさをWeb上でチェックできるシステム。
 http://language.tiu.ac.jp/tools.htmlにあったのに・・・。

 東京国際大学のサーバに何かあったか???
 困った・・・困った・・・

日本語文章能力検定協会協力 正しい日本語DS Video Games 日本語文章能力検定協会協力 正しい日本語DS

販売元:毎日コミュニケーションズ
発売日:2007/01/25
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2006年9月 3日 (日)

明るい「諸行無常」

 大学のレポートを書くため、久しぶりに武田泰淳関連の本を読んでいて、ふと思った。「諸行無常」と「不易流行」ってどういう関係なんだろ。

 泰淳は「諸行無常」をとても前向きで明るいものと捉えてる。「変わるからいいんだ。変わることこそ大切なんだ」・・・って。そりゃそうだ。

 ちなみに「木槿」(むくげ)は芭蕉の「不易流行」を象徴するイメージとして使ってるんだけど・・・。

 諸行無常のはなし(1959年「浄土」6月号)

 諸行無常だけが、人間の心を深くすることができる。もしも、絶対不変の定理、或いは、絶対不変の現実があったとしたならば、我々の心は、決して深くはなりません。

(中略)

 掘り出して、それを火の中に投じた時に、もし石炭が燃えて、他のものに変わらなかったならば、あれだけのエネルギーで、我々を温めてくれることはできないはずであります。

 そればかりではなくて、我々が生まれたときからの同じ考えをもって、死ぬまで終わってしまったならば、我々は、人間をお互いに理解することはできないのであります。

 我々の考えが変る瞬間にこそ、我々は、お互いに人間であるということが分かるのであります。

身心快楽―武田泰淳随筆選 Book 身心快楽―武田泰淳随筆選

著者:武田 泰淳
販売元:講談社
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2006年7月21日 (金)

卒論2次指導

 今日、卒論の2次指導(面接)に行ってきた。

 すげー待たされるのかと思いきや、言語学を選考している人は少なく、意気込んで行った割には早く終わった(しかし、開始時間だけ決まっていて、順番は内緒。終わりは何時か知りません・・・ってやり方もすごい・・・)。

 形態素解析ソフトや言い換えソフトがある昨今、Unixコマンドを自在に操れない私は、すがる思いで先生に聞いた。

 「うちの大学には、そういう研究をしているとか、なにか使える資源はないんですか?」

 「さあ、そういうのはボク、わかんないから」

 え~ん (〒-〒)

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2006年7月20日 (木)

言語学って

 生成文法だ、ラングだパロールだ・・・実はよく分からない。

 なので、いろんな本を読んでみて、分かりやすかったのは次の2冊。

言語学 Book 言語学

著者:風間 喜代三,松村 一登,上野 善道,町田 健
販売元:東京大学出版会
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言語学のしくみ Book 言語学のしくみ

著者:町田 健
販売元:研究社
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 町田健さんという方が執筆にかかわっているものは分かりやすいんじゃないかと思った。

 そういえば、原誠さんという方が『言語学的文法構築の方法』(近代文芸社)でこんなことを書いていた。

「(『言語学入門』大修館書店をさして)大学の教養課程の言語学概論の教科書ではあるが、思い切ったことが書かれていると筆者は感心した。

 要するに、大切なことは、言語をあまり抽象化して、人間とは別個の独立した存在を持つ対象物であると考え、それを自然科学の研究対象のように扱うだけでは不十分であり、常に言語の現実に立ち帰って照合することと、プラーグ学派の創設者マジテウスが強調するような、言語の柔軟性を持った面を考慮に入れることが必要である。

 生成文法への皮肉をたっぷりきかせた名言であると筆者は思う。」

 うん。そう思う。

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2006年7月19日 (水)

疾走と停滞

 『 「死霊」から「キッチン」へ―日本文学の戦後50年』(川西政明著 講談社現代新書)を読んだ。

■コオロギの鳴き声―開高健「夏の闇」

「どんな過酷な経験をしても、風景がしっかりした形を保っている限り滅形はおきない。風景がふいと溶けると危ないのだった。
 (中略)
 彼は停滞するのを嫌った。本当はあせらず停滞すればよかったのである。意識的に停滞すれば、武田泰淳や島尾敏雄のように活路が開けたはずだ。彼は停滞を嫌って疾走を求め続けたから、猥雑、狂躁、熱狂、滑稽の爆発のあとにかならず激しい滅形がおこった。」


 うむ。分かる気がする。・・・そうだよな。

夏の闇 Book 夏の闇

著者:開高 健
販売元:新潮社
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2006年7月18日 (火)

卒論

 今年度中に卒業したい!・・・急に思い立って、急に卒論に取り組み始めた。

 そんな私にうれしいBirthdayプレゼント。『応用言語学辞典』。

応用言語学事典 Book 応用言語学事典

販売元:研究社
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 卒論のテーマは、文学ではなく、言語学にした。

 あまりマニアックにちまちま研究するのではなく、できれば誰かの何かの役に立つような研究がしたい。

 なんて意気込んで、なかなか進まないんだけど^^;

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